みやちゃん、「かわいそうな人」やめるってよ。
ご無沙汰しましたが、年内最後の更新です。
来年は、溜まってる書きかけをもう少しアップしていきたいです。
さて、自分のブログにも書いたんですが、一昨日、みやちゃんと会ってきました。
相変わらずお仕事忙しそうで、残業が20時を過ぎることも多いらしくて、仕事納めの日まで大変だったみたいです。
そんな中、みやちゃんの会社のお偉いさん方が社内で宴会を始めたんだとか・・・今回は、その時の会話を再現してみます。
みやび「まだ他にも働いている人がいるフロアでさ、宴会始めちゃってさ」
そら「ほほう」
みやび「全員呼ばれるわけじゃなくてね、お偉いさんたちが仕事納め一日早いから、それで宴会しようってなったのかもしれないんだけど・・・同じフロアでとか、あり得なくない!?」
そら「まぁ、まだ働いてる人もいるならね」
みやび「そうなの!こっち側では、みんな普通に働いてるのにさ、ほら、酔っ払いって声が大きくなっちゃうじゃん?時々、大きな声で笑ってるのとか聞こえてさ・・・仕事してる人たちが苦笑いするくらいだったんだよ」
そら「それはちょっと」
みやび「飲むなら、お店行けよって思うんだけどね、会社ってお歳暮とかでビールとかお酒をもらうじゃない?だから、いくらでも出てくんだよ、お酒が」
そら「あるね、お歳暮でビール」
みやび「だからさー、18時過ぎくらいから、私が帰った後で、23時近くまでやってみたいで」
そら「その時間まで働いてた人いたの?」
みやび「うん、隣の席の子がね、残って働いてたんだけど、その子が帰るくらいまで盛り上がってたんだって」
そら「それは盛り上がってたんだろうね」
みやび「そうそう、それでね、一つ、私的には、ちょっと『は?』ってなったことがあって」
そら「なにがあったの?」
みやび「あのね、私とか隣の子がやってる仕事って、忙しくて人を増員した部署なの。だから、仕事が多くて当たり前、みたいな感じなんだけど・・・その子、秋くらいに入ってきて、ついこの間まで、ずっと定時で帰ってたんだよね」
そら「ほう」
みやび「私はずっと残業ばっかりしてて、20時21時当たり前って世界なの。でも、その子は定時で帰ってるから、忙しくないのかな?とか、私の仕事の捌くのが遅いだけ?とか、いろいろ思ってたんだけど・・・最近になって、その子も残業し始めたわけ」
そら「やっぱり忙しかったんだ」
みやび「そりゃそうだよね、増員したくらいだから、仕事は多いよ(笑)今まで定時で帰ってたんだから、この時期忙しくて残業増えても、自業自得だよねって思ってたの」
そら「今まで定時で帰ってた分、仕事が溜まってるんだろうと」
みやび「そう。で、その宴会やってた日にね、その子が23時くらいまで残って仕事してたら、宴会やってた人たちが『なんでこんな時間まで残ってやってるの!?』って騒ぎだしたらしくて」
そら「そうなんだ」
みやび「それで、なんか、『これは大変!』ってなったみたいで、『どうしてそんなに仕事があるんだ!』って。『仕事が多すぎるんじゃないのか?』って、問題になったらしいんだよね。後でその子から『っていうことがあったんですよ』って聞いたんだけど、聞いた時は、正直『は?何ソレ』って」
そら「みやちゃんも残業してるのに」
みやび「そう!私だって、今までずっと残業してて、22時過ぎとか遅い時間まで何度もしてたのに、そういう風に言われたこと、一度もないのね。仕事して当たり前、みたいな」
そら「それが、その子の場合は、心配されたと」
みやび「何回か残業したくらいで、どうしてそこまで扱いが違うの?って思うよね。そもそも、会社に入る時だって『忙しいところですから』って言われてたはずなのに、自分で定時で帰ってて、間に合わなくなって残業したら『大変だ!』って、今まで私が頑張ってたの、何なの?って感じちゃうんだけど」
そら「うーん、何が違うんだろうね」
みやび「何が違うんだろう?どうしてその子は心配してもらえて、私は心配してもらえないの?」
とまぁ、こんな感じの会話でした。
他にも、宴会やってる隣で仕事しなければならない理不尽さ、なども話していたんですが、長くなるので(笑)
この会話の後、みやちゃんがぼそっと、「やっぱり、私がかわいそうな人だからなの?」とつぶやいたことから、話がさらに展開します。
みやび「やっぱりこれってさ、私がかわいそうな人だからなのかなぁ」
そら「お。かわいそうな人、出た(笑)」
みやび「(笑)いろいろ学んできたから、かわいそうな人はもう返上したんだけどさ、こういう風になるってことは、やっぱりまだどこかに『私。かわいそう』が残ってるからなのかな」
そら「そうね、かわいそうな人が残ってるっていうか、かわいそうな人が続行中だよね」
みやび「え?そうなの?」
そら「うん。『浮気された女の心理理論』って勝手に呼んでるけどね。浮気されたことがある女性ってさ、彼氏や旦那が、本当に仕事で遅い時間に帰ってきたとしても、まず最初に疑うのは浮気なんだよね」
みやび「う、うん?」
そら「それと、みやちゃんのは同じなんじゃないかな。何かされたり、されなかったりしたことについて、まず考えるのが『私、かわいそうだから、こんな目に合うのかな』ってこと。そもそもさ」
みやび「うん」
そら「みやちゃんは、嫌で残業してたんじゃなくて、好きで残業してたんだよね?文句は言ってたけど、『こんなに残業してて辛いんです!』とは訴えてないよね?」
みやび「そうだね、してないね」
そら「だからじゃない?みやちゃんは残業することを嫌がってないって、会社の人たちは思ってるんじゃない?」
みやび「残業するのは仕方ないって受け入れてたってこと?」
そら「そう。あと、残業代稼がないとってのもあったでしょ?そっちの方が、残業嫌だってのより勝ってたんだと思うよ」
みやび「じゃあ、私がかわいそうだから、心配してもらえないわけじゃないの?」
そら「違うよね。だって、自分で好きで残業してたんだから」
みやび「そ、そっか・・・」
そら「もうそろそろ、かわいそうな人、辞めてもいいんじゃない?」
みやび「来年は、かわいそうな人じゃなくなりたい・・・」
というわけで、みやちゃん、来年はかわいそうな人、やめるってよ?
自分をかわいそうと思うか思わないかって、結局、自分の受け取り方によるんですよね。自分で「私ってかわいそう!」って思うのは簡単だし、そうした瞬間に、全ての責任が相手に転嫁されるので、自分はただ「私、かわいそう!」っていう呪文を唱え続けてれば、楽なわけです。
エゴが使う「思考停止」の罠ですよね。
呪文を唱えてると、いつまでたっても抜け出せないので、まず呪文を唱えることを辞めて、「自分で自分をかわいそうにしていたんだ」ってことに気が付くことが大事です。この世界で起きることは、どこまでも自分の潜在意識の反映なので、自分を「かわいそう」だと認識しているのは、紛れもなく自分だからです。
そうすることで、「自分をかわいそうにしない」という意識や責任を、初めて自分の手に戻せるんですね。
みやちゃんは、今回の対話でそこに気が付いたようなので・・・2017年のみやびにこうご期待!なのです。